治療家のキャリアと未来をサポートする専門メディア

柔道整復師の求人|転職サイト比較と職場タイプ別の現実を元治療家が解説

転職ガイド

※ 本コンテンツはアフィリエイト広告を含みます

柔道整復師の求人|転職サイト比較と職場タイプ別の現実を元治療家が解説

柔道整復師の求人は数が多い分、良い条件と悪い条件が混在していて何を基準に選べばいいか迷いがちです。この記事では、職場タイプ別の年収・休日・将来性の実態と、専門エージェント・汎用サイトの使い分けを元整骨院勤務8年の視点で整理します。求人選びの判断軸が見つかれば、転職の失敗リスクをぐっと下げられます。

柔道整復師の求人が多い理由と「選びにくさ」の正体

柔整師の求人が多い背景には、業界特有の構造的な要因があります。求人倍率の高さが何を意味するかを先に理解しておくことで、条件の良い求人と悪い求人を見分ける目が養われます。

求人数は多いのに年収が低いのはなぜか

柔道整復師の有効求人倍率は3.38倍(厚生労働省 job tag・令和6年度)で、全職業平均を大きく上回ります。数字だけ見ると売り手市場ですが、そう単純な話ではありません。

一つの要因が、保険収入の長期的な減少です。柔道整復の療養費は平成26年度の3,825億円から令和4年度には2,747億円へ約28%減少(厚生労働省 社会保障審議会資料)しており、長期・頻回受療への適正化施策も継続中です。保険収入が細る院ほど人件費の確保が難しくなり、採用単価が下がりやすい構造になっています。

もう一つの要因が、離職率の高さです。医療・福祉分野では新規学卒者の就職後3年以内離職率が大卒40.8%・高卒49.2%(厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」令和4年3月卒)と全産業平均を上回ります。補充需要が途切れないため求人は出続けますが、同じ理由で条件が改善されにくい悪循環が続いています。倍率の詳しい推移は柔道整復師の有効求人倍率の記事もあわせてご覧ください。

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「柔道整復師」https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/173 / 厚生労働省 社会保障審議会「柔道整復療養費の令和8年度改定の基本的な考え方(案)について」https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/001646871.pdf / 厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)」

供給過多の時代でも「勝てる求人の探し方」がある

令和6年時点の就業柔道整復師数は78,666人(厚生労働省「令和6年衛生行政報告例」)と増加が続く一方、施術所数は50,924か所で直近2年はほぼ横ばいです。供給過多と言われる環境でも、整形外科・介護施設・スポーツ分野では柔整師の採用ニーズが安定しており、働く場所によって状況は大きく異なります。

重要なのは「どこで探すか」の選択です。求人サイトに掲載される公開求人だけでなく、専門エージェントが持つ非公開求人には条件の良い案件が集まりやすい傾向があります。自分のキャリアステージに合った探し方を選ぶことで、同じ資格を持ちながら年収に数十万円の差が生まれることも珍しくありません。供給過多の実態と将来性については、供給過多の実態と将来性の記事でも詳しくまとめています。

出典:厚生労働省「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei/24/dl/gaikyo.pdf

職場タイプ別の求人条件・年収を横断比較

整骨院だけが選択肢ではありません。職場タイプによって年収・休日・残業・将来性に大きな差があります。まず全体像をつかんでから、各タイプの詳細に進みましょう。

職場タイプ 年収目安 休日 残業 将来性 柔整師向き度
整骨院・接骨院 250〜330万円程度 週1〜2日(日曜のみ多い) 多め(早朝・夜間帯あり) 横ばい〜やや低下 ★★★★☆
整形外科・リハビリ助手 280〜370万円程度 土日祝休みが多い 比較的少ない 安定 ★★★★☆
介護・デイサービス 280〜360万円程度 シフト制(週2日) 少ない 安定・需要増 ★★★☆☆
スポーツジム・トレーナー系 240〜360万円程度 シフト制・不規則 繁忙期に集中 成長中 ★★★☆☆

※年収目安は求人市場の傾向をもとにした参考値です。職場タイプ別の公的統計は公表されていません。厚生労働省 job tag による全国の求人賃金月額平均は27.2万円(令和6年度・ハローワーク求人票ベース、賞与別)。経験・地域・雇用形態により大きく変動します。

整骨院・接骨院の求人の実態

整骨院は柔整師の主要な就職先ですが、求人条件の幅が最も広いのも特徴です。複数院を展開する法人系チェーンは給与体系が整っている一方、個人経営の院では待遇が院長の裁量に大きく依存します。早朝・夜間の施術時間帯に対応するシフトが多く、残業代が求人票に明記されていない院には注意が必要です。

社会保険の有無も入職前に確認すべき重要なポイントです。常時5人未満の従業員を雇用する個人経営の整骨院は、健康保険・厚生年金の強制適用事業所に該当しません(日本年金機構「適用事業所と被保険者」)。小規模な個人院に応募する場合は、社会保険・雇用保険の加入状況を書面で確認してから判断しましょう。

出典:日本年金機構「適用事業所と被保険者」https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/tekiyo/jigyosho/20150518.html

整形外科・リハビリ助手の求人条件と年収

整形外科は法人経営が多く、社会保険の適用事業所に該当するため健康保険・厚生年金が整いやすい環境です。土日祝休みの求人も多く、生活の安定を重視する柔整師に人気の転職先となっています。残業が少なく患者数も安定しているため、長期的に働きやすい職場として評価されています。

一方で、採用枠が限られる点は把握しておく必要があります。クリニックごとの採用人数は多くなく、求人の募集時期も限定的です。業務内容は診療補助・受付・リハビリ補助が中心になるため、施術メインのキャリアを続けたい方には物足りなさを感じることもあります。機会をとらえるには、日頃からエージェントや求人サイトをチェックしておく習慣が有効です。

介護・デイサービス(機能訓練指導員)の求人

介護施設やデイサービスでは、柔道整復師は機能訓練指導員として採用されるケースが多くあります。機能訓練指導員は介護保険の指定基準上、柔道整復師が認められた資格職であり(厚生労働省 社保審・介護給付費分科会資料)、整骨院の技術を直接活かせる数少ない職場の一つです。

夜勤なしの施設も増えており、体力的な負担を抑えながら長く働きたい方に向いています。整骨院に比べて施術件数は少なくなりますが、安定した雇用環境と社会保険の整備を優先するなら有力な選択肢です。高齢化の進展で需要が増える分野でもあり、将来性という観点でも安定感があります。

出典:厚生労働省 社保審-介護給付費分科会 資料5「介護人材関係について」

スポーツジム・トレーナー系の求人

スポーツジムや実業団チームのトレーナー職は、柔整師の資格に加えてATC(アスレティックトレーナー)などの専門資格や実績が求められる傾向があります。正規雇用で採用されるポジションは少なく、非常勤やフリーランスとしてキャリアをスタートするケースも珍しくありません。

その分、実力次第で収入を伸ばしやすく、スキルアップへの意欲が高い方には挑戦しがいのある分野です。スポーツ分野への転職を具体的に検討している方は、スポーツジム転職の全手順の記事で詳しい進め方を確認できます。

柔道整復師向け転職サイト・エージェントの選び方と比較

転職サービスには「治療家専門エージェント」と「汎用求人サイト」の2種類があります。どちらを選ぶかで、アクセスできる求人の質とサポートの内容が変わります。

治療家専門エージェントと汎用サイトの使い分け基準

治療家専門エージェントは、柔整師・鍼灸師向けの業界知識を持つ担当者が、非公開求人の紹介から面接対策・条件交渉まで一貫してサポートします。求人票に出ない案件にアクセスできる点が最大の強みで、「条件を上げたい」「職場環境を慎重に選びたい」方に向いています。費用は求職者側に発生しません(職業安定法第32条の3に基づく規定)。

一方、汎用求人サイトはパート・非常勤・派遣など雇用形態の幅が広く、自分のペースで多くの求人を比較しやすいのが利点です。「特定エリアの求人をざっくり見たい」「選択肢の幅を広げたい」場面では使い勝手の良いツールになります。専門エージェントと汎用サイトを並行して登録することで、情報量と質のバランスをとるのが現実的な進め方です。

国試黒本 治療家エージェント

柔道整復師・鍼灸師・あマ指師に特化した転職エージェント。求人の質が高く、非公開求人も多数。面接対策・条件交渉まで無料でサポートしてくれます。

無料で転職相談する

おすすめ転職サービス比較

主要な転職サービスの特徴を整理しました。自分の状況に合ったサービスを選ぶ参考にしてください。

サービス名 形態 特徴 おすすめ対象
国試黒本治療家エージェント 専門エージェント 柔整師・鍼灸師・あん摩指圧師専門。非公開求人多数。面接対策・条件交渉まで無料サポート 条件を上げたい転職希望者・初めての転職
レバウェル治療家 専門エージェント 2025年6月開始の新サービス。全国の治療家向け求人に対応。担当者による求人紹介・面接日程調整 全国対応で幅広く求人を探したい方

国試黒本治療家エージェントの実際の利用者の声は、「国試黒本の口コミ・評判|柔整師が使うべき転職エージェントか実態を検証」の記事で詳しくまとめています。

レバウェル治療家

治療家に特化した転職サービス。全国の求人数が豊富で、施術所・整形外科・介護施設など幅広い職場をカバー。無料登録後すぐに求人検索できます。

求人を無料で探す

新卒・未経験でもエージェントは使えるか

結論から言えば、新卒でもエージェントは問題なく活用できます。国試合格後すぐに転職サービスへ登録する方も多く、卒業校の求人掲示板だけでは見えない職場の内情や待遇の実態を事前に把握するのに役立ちます。

エージェントへの登録に費用はかかりません。職業安定法の規定により、有料職業紹介事業者は原則として求職者から手数料を徴収できないためです。「まだ転職するか決めていない」段階でも、キャリア面談を通じて選択肢を整理するだけで使えます。担当者との相性はサービスによって異なるため、一社に絞らず複数に登録して比較する姿勢が現実的です。

年収400万円以上を目指せる求人の条件と交渉術

柔整師として年収400万円を超えるためには、職場の選び方と事前の準備が必要です。実現しやすい条件と具体的なアプローチをまとめました。

年収アップが狙いやすい職場タイプと条件

厚生労働省 job tag によると、柔道整復師の全国平均年収は454.2万円(令和6年度)とされています。ただしこれは経験豊富な管理職・開業者を含む全体の平均値であり、ハローワーク求人票ベースの月額平均は27.2万円(令和6年度)と開きがあります。年収400万円以上を現実的に狙うには、職場タイプと雇用条件の組み合わせを意識することが重要です。

とくに法人運営の整形外科・スポーツ施設・自費サロンは、個人整骨院と比べて給与水準が高くなりやすい環境です。自費診療を中心とする施設は患者単価が高い分、人件費に余裕が生まれやすい構造があります。採用面接では「月の施術件数の目安」「昇給の仕組みと金額」「基本給と各種手当の内訳」を具体的に確認することが、入職後のギャップをなくすうえで欠かせません。転職エージェントを使えば、こうした条件交渉をサポートしてもらえます。

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「柔道整復師」https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/173

副業・Wワークという選択肢

本業の年収が上がりにくい環境なら、副業で収入を補う方法もあります。柔整師の資格を活かした訪問施術や健康セミナー講師のほか、Webライターや動画編集など施術と直接関係しない副業に取り組む治療家も増えています。

副業の始め方や月5万円を目指す具体的なステップは、「柔道整復師が副業で月5万円を目指す方法|実践ロードマップ」の記事にまとめています。本業での条件交渉と並行して検討する価値があります。

柔道整復師の求人についてよくある質問

柔道整復師の求人に関して、よく寄せられる質問にお答えします。

Q1. 求人はなぜ多いのに給料が低いのですか?

大きな要因が二つあります。一つは、柔道整復の療養費が平成26年度から令和4年度にかけて約28%減少したことによる院の収益悪化です。もう一つは、医療・福祉分野で就職後3年以内の離職率が高く(大卒40.8%・高卒49.2%)、常時補充需要が生まれることで「採用単価を上げなくても求人が埋まる」構造が続いている点です。求人の多さと給与水準は連動しません。

Q2. 整骨院と整形外科どちらが有利ですか?

目的によって異なります。施術経験を積みたい・独立を視野に入れているなら整骨院、安定した休日と社会保険環境を優先するなら整形外科が向いています。整形外科は法人経営が多く雇用条件が整いやすい一方、採用枠が少なく求人が出るタイミングも限られます。どちらが有利かではなく、自分のキャリアの優先順位を整理してから比較することが先決です。

Q3. 治療家専門と一般転職サイトどちらを使うべきですか?

並行して使うのが現実的な方法です。治療家専門エージェントは非公開求人へのアクセスと条件交渉に強く、一般サイトは求人数の多さと幅広い雇用形態の検索に向いています。まず専門エージェントでキャリア面談を受けつつ、汎用サイトで相場観をつかむ進め方が、情報量と質のバランスをとりやすいやり方です。

まとめ:柔道整復師が求人を探す3ステップ

柔道整復師の求人の多さは、業界の人手不足と高い離職率という構造的な問題を映しています。療養費の減少で院の収益環境が厳しくなるなか、条件の良い求人と悪い求人の差は広がる一方です。求人選びで失敗しないためには、職場タイプ別の年収・休日・将来性の違いを把握したうえで、専門エージェントの力を借りながら動くことが近道になります。まずは国試黒本治療家エージェントへの無料相談から始めてみてください。

国試黒本 治療家エージェント

柔道整復師・鍼灸師・あマ指師に特化した転職エージェント。求人の質が高く、非公開求人も多数。面接対策・条件交渉まで無料でサポートしてくれます。

無料で転職相談する

レバウェル治療家

治療家に特化した転職サービス。全国の求人数が豊富で、施術所・整形外科・介護施設など幅広い職場をカバー。無料登録後すぐに求人検索できます。

求人を無料で探す

転職・キャリアでお悩みの方へ

治療家専門のキャリアアドバイザーに無料で相談できます。非公開求人や条件交渉もおまかせ。

治療家専門の転職サポートを見る
タイトルとURLをコピーしました