この記事でわかること
- 柔道整復師が「辞めたい」と感じる5つの理由とリアルな実態
- 実際に辞めた人・辞めずに続けた人の体験談
- 辞める前にやっておくべき3つのこと
- 柔道整復師の転職先として人気の選択肢

「もう整骨院辞めたい…」って毎朝思いながら出勤してた時期、僕にもあったよ。手取り19万円、拘束12時間、休みは月6日。8年目にやっと転職を決意して、今は本当に動いてよかったと思ってる。
柔道整復師として働いていて「辞めたい」と感じるのは、あなただけではありません。
とある調査では、柔道整復師の約7割が「一度は辞めたいと思った経験がある」と回答しています。資格を取るために3年以上の時間と数百万円の学費をかけているからこそ、「辞めていいのか」という葛藤も大きいですよね。
この記事では、辞めたいと感じる理由の実態と、実際に辞めた人・続けた人のリアルな声を集めました。今すぐ辞めるべきなのか、もう少し続けるべきなのか、判断するための材料がここにあります。
柔道整復師が「辞めたい」と感じる5つの理由
辞めたいと感じる理由は人それぞれですが、多くの柔整師に共通するパターンがあります。
理由1:給料が安い・上がらない
柔道整復師の平均年収は約378万円(求人ボックス調べ)。日本の給与所得者の平均年収が約460万円であることを考えると、決して高いとは言えません。
特に勤務1〜5年目は手取り18万〜20万円前後というケースも多く、「3年間の専門学校と400〜500万円の学費をかけたのに、この給料…」という落胆の声は後を絶ちません。
さらに問題なのは、年功序列で給料が上がるわけではない点です。小規模な整骨院では昇給の仕組み自体がないことも珍しくありません。
理由2:拘束時間が長すぎる
整骨院の診療時間は夜20時〜21時まで、土曜も診療というケースが大半です。午前と午後の間に中休みがあるとはいえ、実質的な拘束時間は1日12時間以上になることも少なくありません。
「シフト制だから」と言われても、結局は平日に1日休めるかどうか。友人と予定が合わない、家族との時間が取れないというストレスが積み重なっていきます。
理由3:院長・オーナーとの人間関係
小規模な院では、院長との関係がすべてと言っても過言ではありません。
施術方針の押し付け、売上ノルマのプレッシャー、感情的な叱責…。いわゆる「パワハラ院長」に当たってしまうと、毎日が苦痛になります。スタッフが少ない環境では逃げ場もなく、相談先もない状況になりがちです。
理由4:将来への漠然とした不安
柔道整復師の数は増え続けています。厚生労働省の調査によると、2010年に50,428人だった就業者数が2020年には75,786人に増加。施術所の数も50,000軒を超え、コンビニよりも多いとも言われています。
保険請求の厳格化も進み、「このまま整骨院で働き続けて大丈夫なのか」という不安を抱える人が増えています。
理由5:身体的な負担
施術は体力仕事です。1日に何人もの患者に施術を行えば、自分の身体にも負担がかかります。
30代以上の柔道整復師の多くは、腰痛・手首の腱鞘炎・肩の痛みなど何らかの身体の不調を抱えています。年齢を重ねるほどきつくなるのが現実で、「40歳、50歳になっても続けられるのか」という不安が辞めたい気持ちに拍車をかけます。

僕の場合は給料と拘束時間のダブルパンチだった。手取り19万で月6日休み。「何のために働いてるんだろう」って、本気で考える瞬間があったよ。
辞めた人のリアルな体験談
実際に柔道整復師を辞めた方の声を紹介します。
ケース1:整骨院→IT業界(30歳・男性)
「5年間整骨院で働いて、年収はずっと320万円前後。院長に昇給を相談したら『嫌なら辞めれば?』って言われて、目が覚めました。転職エージェントに相談して、IT企業のカスタマーサクセス職に。2年目で年収470万円。もっと早く動けばよかったです。」
ケース2:整骨院→別の整骨院(27歳・女性)
「院長のパワハラに耐えられず退職。正直、柔整師自体を辞めようと思ってました。でもエージェントに相談したら、環境の良い院を紹介してもらえて。今の職場は天と地の差です。辞めたいのは柔整師じゃなくて、その職場だったんですよね。」
ケース3:整骨院→デイサービス(35歳・男性)
「機能訓練指導員としてデイサービスに転職しました。年収は350万円で少し下がりましたが、土日休み・残業なしの環境で家族との時間が激増。子どもの運動会にも行けるようになった。トレードオフはあるけど、後悔はゼロです。」
ケース4:整骨院→医療機器メーカー(32歳・男性)
「柔整師としての知識が営業で活きています。現場の先生方が何を求めているか分かるので。年収は施術時代の1.5倍。体力的にも楽になりました。」
辞めずに続けた人の声
一方で、「辞めたいと思ったけど続けてよかった」という声も紹介します。
「3年目で辞めたくなったけど、分院長を任されるタイミングで踏みとどまりました。管理職になったら年収が450万円に。裁量も増えて、仕事のやりがいが変わりました。」(34歳・男性)
「辞めようか悩んでいた時に、スポーツチームのトレーナー案件をもらえたんです。現場が変わるだけでモチベーションが全然違いました。」(29歳・女性)

辞めた人も続けた人も、共通してるのは「一度立ち止まって、冷静に選択肢を調べた」こと。感情だけで辞めちゃうと後悔するから、ここは大事。
辞める前にやるべき3つのこと
「辞めたい」と思ったら、すぐに退職届を出す前に以下の3つをやっておきましょう。
1. 在職中に転職サイトに登録する
いきなり辞めるのは絶対にNGです。在職中に転職サイトに登録して、自分の市場価値を確認しましょう。
「意外と選択肢があるんだ」と気づくだけで、精神的な余裕が生まれます。逆に、「今辞めても行き先がない」と分かれば、スキルアップしてから動くという判断もできます。
2. 辞めたい理由を紙に書き出す
「なんとなく辛い」のままだと、正しい判断ができません。辞めたい理由を具体的に書き出してみてください。
- 給料が○万円で低い → 転職で解決できる可能性あり
- 院長と合わない → 同業種の別の院で解決できる可能性あり
- 柔整師の仕事自体が嫌い → 異業種転職を検討すべき
- 身体がもたない → キャリアチェンジか働き方の変更が必要
「何が嫌なのか」が明確になれば、「どうすれば解決するか」も見えてきます。
3. 転職先の選択肢を知る
柔道整復師の転職先は、実は整骨院だけではありません。
| 転職先 | 年収目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 別の整骨院・接骨院 | 300〜500万円 | 環境を変えるだけで解決するケース。経験がそのまま活きる |
| 整形外科 | 350〜500万円 | 安定した勤務体系。社会保険完備が多い |
| デイサービス(機能訓練指導員) | 300〜400万円 | 土日休み・残業少なめ。ワークライフバランス重視の人に |
| スポーツトレーナー | 300〜600万円 | 実力次第で高収入も。プロチームなら待遇も良い |
| 医療機器メーカー営業 | 400〜700万円 | 現場経験が強みに。年収アップ率が高い |
| IT・異業種 | 350〜600万円 | 業界を完全に変える。30歳前後なら十分間に合う |
「辞めたい」が限界のサインの場合
以下に当てはまる場合は、早めの転職を強くおすすめします。
- 毎朝、出勤するのが辛くて仕方がない
- 施術中に集中できず、ミスが増えている
- 身体の不調が慢性化している(腰痛、手首の痛みなど)
- パワハラ・モラハラを受けている
- 1年以上状況が改善していない
「もう少し頑張れば…」と自分に言い聞かせ続けた結果、体を壊してしまっては元も子もありません。自分の心身を守ることは、「逃げ」ではなく「正しい判断」です。
よくある質問
まとめ:辞めたい気持ちを無視しないで
この記事のポイント
- 柔道整復師の約7割が「辞めたい」と感じた経験あり。あなただけではない
- 辞めたい理由のトップは「低給与」「長時間労働」「人間関係」
- 辞めた人の多くは「もっと早く動けばよかった」と感じている
- 辞める前に①転職サイト登録②理由の言語化③選択肢の把握をやるべき
- 柔整師の資格は消えない。辞めても戻れる
「辞めたい」と感じている今この瞬間が、行動するベストなタイミングです。いきなり辞める必要はありません。まずは転職サイトに登録して、自分にどんな選択肢があるか見てみることから始めてみてください。

僕も8年間悩んだけど、動いたら3ヶ月で人生変わった。「辞めたい」って思ってる時点で、もう十分頑張ったんだよ。次は自分のための選択をしよう。


