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「転職エージェントって、治療家でも使えるの?」「実際に相談した人の話が聞きたい」――そう思いながらも、なかなか動き出せない方は多いのではないでしょうか。
整骨院や鍼灸院で毎日働きながら、「このまま続けていいのだろうか」「もっといい条件の職場があるのでは」と感じている方に向けて、この記事では実際にエージェントでキャリア相談を受けた治療家3名の体験談を紹介します。何を聞かれるのか、相談後に何が変わったのか、リアルな声をもとにまとめました。
どのエージェントを選べばよいか迷っている方は、治療家の転職エージェント比較6選【2026年版】も先にご確認ください。
治療家がキャリア相談を受けるべき3つの理由
理由1:業界特有の悩みを理解してもらえる
治療家の転職は、一般的な転職とは事情が大きく異なります。保険請求の仕組み、自費施術への移行プレッシャー、施術スキルの評価基準、院長との人間関係、そして慢性的な体への負担――こうした悩みは、業界を知らないアドバイザーには伝わりにくいのが現実です。
治療家専門のエージェントなら、「整骨院は残業代が出ない」「売上ノルマで歩合制になっている」「院長の方針と合わない」といった業界あるあるをそのまま話せます。一から事情を説明する必要がない分、本質的なキャリアの話に時間を使えるのが大きなメリットです。
理由2:自分の市場価値を客観的に知れる
整骨院や鍼灸院の中で長く働いていると、自分のスキルや経験が外の世界でどう評価されるか見えにくくなります。「柔整師の資格しかない」「整骨院しか経験がない」と思い込んでいる方ほど、相談後に視野が広がったという声が多く聞かれます。
キャリア相談では、同じ資格・経験年数の治療家が他の職場でどのような条件で働いているかの情報をもとに、あなたの市場価値を客観的に整理してもらえます。自分では当たり前だと思っていたスキルが、他の職場では希少なものとして評価されるケースも少なくありません。
理由3:転職しなくても相談だけでOK
「今すぐ辞めるつもりはないけど、将来が不安」という段階でも、エージェントは利用できます。相談から転職まで進む方もいれば、相談だけで現職への見方が変わる方もいます。多くのエージェントでは、転職を前提としないキャリア相談を無料で受け付けています。
「動くかどうかは後で決めよう」というスタンスで始めて大丈夫です。
関連記事:治療家のキャリア相談窓口まとめ|無料で使えるサービス4選
【体験談1】整骨院8年目・32歳男性のキャリア相談
相談前の状況
整骨院で8年間勤務し、手取り月収は22万円。残業は月40時間以上あり、将来に不安を感じていました。「8年もやっているのに、なぜ収入が増えないのだろう」という気持ちが少しずつ積み重なり、転職を意識するようになったといいます。
それでも、「柔道整復師の資格しかない自分が、他の職場で通用するのか」「整骨院以外に受け入れてくれる職場があるのか」という不安から、なかなか踏み出せない日々が続いていたそうです。
相談で聞かれたこと
| 質問項目 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 現在の仕事内容 | 1日の施術人数、保険/自費の割合、得意な施術 |
| 転職の理由 | 年収・労働時間・キャリアアップなど何が一番の動機か |
| 希望条件 | 年収・勤務地・休日・職場の雰囲気など優先順位 |
| キャリアの方向性 | 臨床を続けたいか、マネジメントに興味があるか |
「転職の動機を深掘りされた」と話しており、「年収が低い」という事実だけでなく、「なぜ8年間続けてきたのか」「本当は何がしたいのか」という部分まで丁寧に聞かれたそうです。整骨院の仕事のどこが好きで、どこが嫌いなのかを言語化する機会になったといいます。
相談後の変化
アドバイザーから「整形外科のリハビリ部門なら、あなたの経験年数だと年収400万円以上のオファーが十分狙える」と言われ、視野が広がったといいます。「整骨院以外の選択肢をほとんど知らなかった。相談して初めて、自分の経験が評価される場所が他にあると知った」との声もありました。
結果的に整形外科クリニックに転職し、年収は280万円から420万円にアップしました。残業もほぼなくなり、「家族との時間が増えた」と話しています。
【体験談2】鍼灸整骨院5年目・28歳女性のキャリア相談
相談前の状況
鍼灸整骨院で5年間勤務。鍼灸師と柔道整復師のダブルライセンスを持っていましたが、院の方針で鍼灸施術の機会がほとんどなく、スキルを活かせないことへの不満が募っていました。年収は約300万円で、「苦労してダブルライセンスを取得したのに、なぜ使えないのか」という気持ちが続いていたといいます。
「転職を考えてはいたけれど、鍼灸師の求人がどこにどれだけあるのか、まったくわからなかった」と振り返っています。
エージェントの提案内容
エージェントからは3つの選択肢が提示されました。ダブルライセンスを持っているからこそ選べる求人を整理してもらえたことが、相談を受けた最大の収穫だったといいます。
- 美容鍼灸サロン:鍼灸の技術を最大限に活かせる。年収350〜450万円
- 介護施設の機能訓練指導員:ダブルライセンスが評価される。年収380〜420万円
- スポーツクリニック:鍼灸と柔整の両方を使える。年収360〜400万円
「どの選択肢も、今の職場より年収が高かった。資格を持ちながら活かせていない自分の市場価値がこんなに高いとは知らなかった」と話しています。
最終的な結果
美容鍼灸サロンに転職し、年収は300万円から380万円にアップしました。「鍼灸の技術を毎日使える環境になったことが一番大きい。自分の技術がお客様の喜びに直結する実感がある」と語っています。「仕事が楽しいと思えるようになった」との声もありました。
【体験談3】デイサービス転職・35歳男性のキャリア相談
相談前の状況
整骨院の院長補佐として7年間勤務。スタッフのシフト管理や患者対応の取りまとめなど、マネジメント的な役割を自然と担うようになっていました。「いつかは自分もマネジメント側に進みたい」と考えていた一方で、院長との経営方針の違いが積み重なり、前向きな気持ちで続けることが難しくなっていたといいます。
相談で得られた気づき
アドバイザーとの対話を通じて、「マネジメント経験×柔道整復師の資格」という組み合わせが、デイサービスの機能訓練指導員として高く評価されることを初めて知りました。「院長補佐として当たり前にやっていたことが、他の職場では希少なスキルだと知って驚いた」と話しています。
転職後は年収380万円で、土日休み・残業ほぼなしの環境を手に入れたそうです。「仕事量は変わっていないのに、こんなに働き方が違うのかと衝撃を受けた」との声もありました。
関連記事:柔道整復師から介護施設へ転職|機能訓練指導員のリアルな仕事と年収
キャリア相談で失敗しないための3つのコツ
コツ1:複数のエージェントに相談する
1社だけでは、提案の幅もアドバイザーとの相性も比較できません。最低でも2〜3社のエージェントに相談し、それぞれの提案内容や対応の丁寧さを見て、自分に合ったところを選びましょう。「最初に相談したエージェントより、2社目のほうが求人の幅が広かった」という声もあります。エージェントの見極め方については、治療家転職エージェントの選び方|失敗しない3つのポイントも参考になります。
コツ2:本音で話す
「年収が低い」「院長と合わない」「体がきつくなってきた」「患者数ノルマがつらい」――ネガティブな理由も正直に伝えましょう。本音を隠すと、アドバイザーが本当に合う求人を判断できなくなり、ミスマッチな提案につながります。エージェントには守秘義務があるため、現職に情報が伝わる心配はありません。
コツ3:転職のタイムラインを明確にする
「すぐに転職したい」「半年以内に動きたい」「まだ検討段階」など、自分の温度感を正直に伝えることが大切です。急いでいないのに急かされると感じる場合は、その旨を最初に伝えておくとやり取りがスムーズになります。逆に急ぎたい場合は早めに伝えることで、優先度の高い求人を案内してもらいやすくなります。
関連記事:治療家転職エージェントの選び方|失敗しない3つのポイント
治療家のキャリア相談におすすめの転職エージェント
国試黒本 治療家エージェント
柔道整復師・鍼灸師・あマ指師に完全特化した転職エージェントです。治療家のキャリア相談に精通したアドバイザーが在籍しており、業界の内情を踏まえたアドバイスが受けられます。「整骨院特有の悩みをそのまま話せた」という声が多く寄せられています。
転職エージェントナビ
複数の転職エージェントの中から、あなたに合ったアドバイザーをマッチングしてくれるサービスです。「どのエージェントを選べばよいかわからない」という方の最初の入口として使いやすいサービスで、治療家からの異業種転職の相談にも対応しています。
関連記事:治療家専門の転職エージェントは無料?費用と仕組みを解説
まとめ:迷っているなら、まず相談してみよう
今回紹介した3名に共通するのは、「相談するまで自分の選択肢の少なさに気づいていなかった」という点です。整骨院や鍼灸院の中だけで転職先を探そうとすると、どうしても視野が狭くなります。エージェントに相談することで初めて、「自分の経験や資格がどこでどう評価されるか」を知ることができます。
治療家のキャリア相談は無料で受けられるサービスがほとんどです。「今の働き方に漠然とした不安がある」「もっといい条件の職場があるのか確かめたい」という方は、まず一度相談してみてください。動くかどうかはそれからでも遅くありません。


