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柔道整復師のクリニック勤務とは|仕事内容・年収・整骨院との違いを現役が解説

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「整骨院からクリニックに転職したらどう変わる?」「クリニック勤務の柔道整復師の年収は整骨院と比べてどうなの?」——そんな疑問を持って調べている方は多いはずです。

この記事では、クリニック勤務の仕事内容・年収・1日のスケジュール・メリット・デメリットを現場の実態に基づいて解説します。整骨院との違いや転職時の注意点も具体的に紹介します。

柔道整復師がクリニックで働くとは?整骨院との違いを知る

柔道整復師がクリニックに勤務する場合、メインの職場は整形外科クリニックです。骨折・脱臼・捻挫・打撲の初期対応から、術後リハビリの補助、物理療法(電気治療・超音波・牽引など)、患者への生活指導までを担います。整骨院と大きく異なるのは、医師の指示のもとで業務を行う点です。

比較項目 整骨院 クリニック ポイント
休日 土曜午前まで勤務が多い 土日祝が休日(施設による) 生活リズムはクリニックが安定しやすい
勤務時間 夜20時まで営業が多い 診察終了後に後処理で退勤 残業頻度はクリニックが少なめ
平均年収 300〜380万円 350〜430万円 賞与込みでクリニックがやや高い
施術裁量 比較的広い 医師の指示のもとで限定的 独立した判断は整骨院の方が多い
社会保険 加入できない院もある 医療法人はほぼ完備 福利厚生面はクリニックが充実
職場の雰囲気 少人数で院長との距離が近い 医師・看護師・リハスタッフと協働 チーム医療を経験できる

クリニックで柔道整復師が担う主な仕事内容

整形外科クリニックにおける業務は4つに分類されます。①電気治療・超音波・牽引などの物理療法の実施、②医師や理学療法士が立案したプログラムへのリハビリ補助、③柔道整復師法に基づく骨折・脱臼・捻挫への応急処置、④受付・患者誘導です。物理療法が業務の大半を占める施設が多く、患者との継続的な関わりが持てる点が特徴です。

整骨院との業務範囲・働き方の違い

整骨院では柔道整復師が主役ですが、クリニックは医師を中心とした医療チームの一員として動く場所です。業務の指示系統が異なるため、入職直後は「医師に確認してから動く」姿勢が求められます。整骨院は夜遅くまで営業するのに対し、クリニックは診察終了後に退勤できる職場がほとんどです。

柔道整復師のクリニック勤務の年収・給与水準

整形外科クリニックのリハビリ室で患者さんに物理療法を施す柔道整復師のイメージ

整形外科クリニックのリハビリ室で患者さんに物理療法を施す柔道整復師のイメージ

年収350〜430万円が相場|施設規模・経験年数で変わる

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(令和6年版)によると、「はり師・きゅう師・柔道整復師」の平均年収は約430万円です。ただしクリニック勤務の実態は350〜430万円が相場で、初年度の月給は20〜25万円からスタートし、経験3〜5年で25〜30万円に達する施設が一般的です。

出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」令和6年(2024年)版

職場タイプ 平均年収(目安) 月給目安 賞与・福利厚生
クリニック(整形外科) 350〜430万円 23〜31万円 賞与年2回・社保完備が多い
整骨院 300〜380万円 20〜27万円 賞与なし・社保未加入もあり
介護施設 320〜390万円 22〜28万円 介護職員処遇改善加算あり
スポーツジム 280〜360万円 20〜26万円 インセンティブ制度あり
訪問リハビリ 340〜420万円 24〜30万円 社保完備・歩合制の場合あり

※ 2026年6月時点の求人情報・公開データをもとにした目安です。施設規模・地域・経験年数により異なります。

柔道整復師の年収相場(平均約430万円)と年収を上げる方法を詳しく見る

整骨院・介護施設・スポーツジムとの年収比較

賞与込みで比較するとクリニック勤務は整骨院より年収が高くなるケースが多いです。整骨院の月給が近くても賞与ゼロだと年収ベースで50〜80万円の差がつくことがあります。介護施設は処遇改善加算で月給が改善されてきていますが、夜勤対応が必要な施設もあり働き方との兼ね合いで判断が必要です。

賞与・社会保険・退職金制度のメリット

医療法人格を持つクリニックは社会保険への加入が義務づけられており、賞与も年2回が一般的です。整骨院では賞与ゼロ・社保未加入のケースも珍しくなく、長期的な生活設計においてクリニックの優位性は明確です。

クリニック勤務の1日のスケジュール

午前・午後の流れと患者数の目安

  • 8:30〜 開院準備・機器のウォームアップ
  • 9:00〜12:00 午前診察。物理療法・リハビリ補助が集中
  • 12:00〜13:30 昼休憩
  • 13:30〜18:00 午後診察。術後リハビリ・翌日予約確認なども行う
  • 18:00〜18:30 後片付け・機器の消毒・翌日準備

患者数は規模によりますが、午前だけで20〜40名を対応する施設も多く、1人あたりの対応時間は10〜15分程度となるケースが多いです。整骨院でのマンツーマン施術とは働き方の感覚が大きく異なります。

残業の実態・休日の取りやすさ

診察時間が終われば後処理をして退勤できる職場がほとんどで、月の残業時間が10時間以下の施設も少なくありません。土日祝日が休みで有給消化率も整骨院より高く、生活リズムを重視する方に向いている環境です。

クリニック勤務のメリット・デメリット

項目 内容 整骨院との比較コメント
◎ 土日祝休み 生活リズムが安定する 整骨院は土曜勤務が多い
◎ 医師との連携 臨床知識が広がる 整骨院は院長判断が主軸
◎ 社保・賞与 福利厚生が整っている 整骨院は社保未加入もあり
△ 施術裁量 医師の指示に従う 整骨院の方が独立裁量が広い
△ 患者回転率 1人に使える時間が短い 整骨院の方がじっくり施術できる
— 給与水準 350〜430万円が目安 賞与込みでは整骨院より高い傾向

メリット1. 土日祝休みで生活リズムが安定する

クリニックの最大のメリットはカレンダー通りの休日です。整骨院では土曜勤務が多く連休も取りにくい。家族との週末や資格取得の学習時間が確保しやすく、長く続けられます。

メリット2. 医師のもとで臨床経験を積める

整形外科医の判断を間近で学べる環境は、柔道整復師としての知識を広げる大きなチャンスです。骨折の読影補助・術後プロトコルの理解・理学療法士との協働など、整骨院では得られない臨床視点が身につきます。管理職・病院転職にも有利です。

メリット3. 社会保険・福利厚生が整っている

医療法人格を持つクリニックは社会保険への加入が義務づけられており、賞与年2回・退職金制度・資格取得補助・交通費支給が整っている施設が多いです。整骨院との最大の差のひとつです。

デメリット1. 施術裁量が整骨院より限られる

「自分の判断で施術したい」という方には合わないかもしれません。柔道整復師法上の独立した業務範囲(骨折・脱臼・捻挫への対応)以外は医師の指示のもとで動くことが基本で、院によってはほぼ物理療法機器のオペレーションのみになるケースもあります。入職前の業務確認が欠かせません。

デメリット2. 患者数が多くフォロー業務が増える

患者誘導・機器のセッティング・次の患者への準備とマルチタスク能力が試される環境です。「ゆっくり患者さんと話しながら施術したい」という方は入職直後にギャップを感じやすいので、見学や面接でリアルな業務量を確認するとよいでしょう。

クリニック勤務が向いている柔道整復師の特徴

転職エージェントとオンラインで求人相談をしている柔道整復師のイメージ

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安定志向・生活リズムを重視する人

「土日は家族と過ごしたい」「将来設計を考えながら働きたい」という方には特に向いています。整骨院に比べて働き方が規則的で残業も少なめです。子育て中の方や体力面を考慮して転職先を探している方にも選ばれやすい職場です。

チーム医療に興味がある人

医師・看護師・理学療法士など多職種が協働する環境に魅力を感じる方はクリニックに向いています。整骨院では「院長と数名のスタッフ」という少人数体制が多いですが、クリニックでは医療チームの一員として経験が積めます。多職種連携のスキルはキャリアパスを広げます。

クリニックへの転職活動のすすめ方

クリニック求人の探し方は①一般求人サイトで検索する方法と、②治療家特化型の転職エージェントで非公開求人を紹介してもらう方法の2つです。非公開求人の割合が高い業界のため、エージェント経由の方が条件の良い求人に出会いやすい傾向があります。離職率・院長の人柄なども教えてもらえ、ミスマッチを防げます。

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よくある質問(FAQ)

クリニック勤務は未経験でも転職できる?

柔道整復師の国家資格を持っていれば整骨院勤務経験がなくても応募できるクリニックは多いですが、物理療法機器の操作経験がある方が採用で有利になるケースがほとんどです。機器の基本的な扱いは事前に確認しておくと安心です。

整骨院とクリニックではどちらが年収高い?

賞与込みで比較するとクリニックの方が年収は高くなりやすい傾向があります。整骨院の月給が近くても賞与ゼロの院が多く年収ベースでは差がつきます。比較する際は月給だけでなく賞与・各種手当を含めたトータルで計算することが重要です。

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クリニック勤務はきつい?やりがいはある?

患者数が多い施設では消耗も少なくありません。しかし定時で帰れる・土日が休める・社会保険が整っているという条件は長く続けられる環境として評価されています。他職種との連携にやりがいを感じる方も多いです。

まとめ|クリニック勤務は安定とスキルアップを両立したい柔道整復師に向いている

  • 年収は350〜430万円が相場で、賞与込みでは整骨院より高くなりやすい
  • 土日祝休み・残業少なめで生活リズムが安定する
  • 社会保険・賞与・退職金など福利厚生が整っている
  • 施術の独立裁量は整骨院より限られる
  • 患者数が多く、効率的な対応が求められる

「生活を安定させながらキャリアを積みたい」「チーム医療を経験したい」という方にとって、クリニック勤務は有力な選択肢です。求人探しの際は治療家特化型エージェントを活用して非公開求人も比較するとよいでしょう。

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この記事を書いた人
高橋 大輝
柔道整復師として整骨院で8年間勤務し、院長代理として現場管理も経験。自身の転職活動で複数のエージェントを使い比較した経験をもとに、治療家の転職・キャリアに関する情報を発信しています。資格取得から独立まで、現場目線でお届けします。

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