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治療家が副業で年収を上げる方法5選|パーソナルトレーナー・講師etc

年収・待遇

「毎月の給料を見るたびに、もう少し増やしたいと思ってしまう」「せっかく取った資格を本業以外でも活かしたいけど、何から手をつければいいか分からない」——柔道整復師・鍼灸師・あマ指師として働きながら、そんな悩みを抱えている方は少なくありません。

整骨院・鍼灸院業界は全国的に施術所の数が増え続けており、競争の激化にともなって院の経営環境も厳しくなっています。結果として、頑張っているスタッフ側の給与がなかなか上がらない状況が続いているのは、業界内では広く知られた現実です。

だからこそ、治療家としての資格・知識・臨床経験を活かした副業で「収入の柱をもう一本増やす」という発想が重要になります。副業は生活の安定だけでなく、将来のキャリアチェンジに向けた実績づくりにもなります。

この記事では、柔道整復師・鍼灸師・あマ指師が取り組みやすい副業を5つ厳選して紹介します。それぞれの始め方・収入の目安・注意点まで具体的に解説しますので、あなたに合った副業探しのヒントにしてください。

治療家が副業を始める前に確認すべき3つのこと

副業を始めたいと思ったら、まず以下の3点を確認しましょう。準備なしに動き出すと、後から取り返しのつかないトラブルにつながることがあります。

確認1:勤務先の就業規則

最初に確認すべきなのが、勤務先の就業規則です。「副業禁止」の規定がある院でこっそり副業を続けると、減給や懲戒解雇の対象になる可能性があります。

確認のポイントは「一切の副業が禁止なのか」「同業他社への就業のみ禁止なのか」を見極めることです。同業の他院での勤務は禁止でも、全く別業種の副業(Webライターや物販など)は認められているケースがあります。最近は副業を容認する整骨院・鍼灸院も増えていますが、思い込みで動かず、必ず就業規則の原文か上司への確認で判断してください。

就業規則に副業禁止の記載がある場合でも、「他の院では働かない」「本業に支障が出ない範囲で取り組む」という前提を示して交渉する余地があることもあります。もし副業を認めてもらえる見込みがなければ、副業OKの職場への転職も選択肢として視野に入れておきましょう。

確認2:確定申告の必要性

副業で年間20万円を超える所得がある場合、確定申告が必要になります。副業収入の申告漏れは加算税・延滞税のリスクがあるため、最初から収支の記録をつける習慣を持つことをおすすめします。

副業の種類によって申告の区分が異なります。個人として施術を行う場合は「事業所得」、他院でアルバイトとして働く場合は「給与所得」として申告します。事業所得の場合、施術に使う消耗品・交通費・通信費などを経費として計上できるため、節税効果も期待できます。会計アプリ(freee・マネーフォワードクラウドなど)を副業開始当初から活用しておくと、確定申告期の手間が大幅に減ります。

確認3:本業への影響を最小限にする時間設計

副業に時間を取られすぎて本業のパフォーマンスが落ちたら本末転倒です。「週末の午前中だけ」「平日の帰宅後2時間まで」など、副業に充てる時間の上限をあらかじめ決めておくことが長続きの秘訣です。

特に体を使う副業(パーソナルトレーナーや訪問施術など)は、疲労が本業の施術品質に直結します。最初は月2〜4回程度の小さなスタートで自分のペースをつかみ、無理のない範囲で徐々に増やしていくアプローチが現実的です。

治療家におすすめの副業5選

副業1:パーソナルトレーナー(月3〜15万円)

柔道整復師・鍼灸師が習得している解剖学・運動学・機能解剖学の知識は、パーソナルトレーナーとして指導する際にそのまま武器になります。「痛みが出にくい体の使い方」「関節を守りながら筋力を高めるトレーニング」を提案できるのは、フィットネス専業のトレーナーにはない、治療家ならではの強みです。

始め方としては、レンタルジムを時間借りして個人セッションを提供するのが初期投資を抑えられます。1回60分5,000〜8,000円が相場で、週末に3〜4名を担当できれば月6〜12万円の副収入が見込めます。NSCAやNESTAなどのトレーナー資格を取得すると、さらに単価を上げやすくなります。

最初のクライアントは、院長の許可を得たうえで患者さんからの紹介を活用するか、SNSで「治療家が教えるパーソナルトレーニング」というテーマで情報発信して集客するのが現実的な方法です。ケガからの復帰支援や、痛みを抱えながら運動を続けたい人層へのアプローチは、特に需要があります。

副業2:セミナー講師・スクール講師(月5〜20万円)

専門学校の非常勤講師や、治療家向けの技術セミナー講師も魅力的な副業の選択肢です。特に臨床経験が5年以上ある治療家は、「現場を知っている講師」として重宝されます。教科書には載っていない実臨床のリアルを伝えられることが、最大の価値です。

非常勤講師の場合、1コマ90分で8,000〜15,000円が相場です。週1回の出講なら月3〜6万円になります。自分でセミナーを主催する場合は、参加費5,000〜10,000円で10名集めれば1回で5〜10万円の収入になります。

セミナー主催で最初のハードルになるのが集客です。日頃からSNSやブログで「治療家としての気づきや臨床知見」を発信しておくと、セミナー開催時の集客がスムーズになります。最初は5〜8名の少人数制から始め、実績を積みながら規模を広げていくアプローチが着実です。Street Academyなどのプラットフォームを活用すると集客の手間を大幅に減らせます。

副業3:訪問施術(出張整体)(月5〜15万円)

訪問施術は、治療家の資格と技術がそのまま収入に直結する副業の王道です。特に高齢者向けの訪問マッサージは、地域の医療・介護ネットワークと連携することで安定した患者さんを確保しやすい点が魅力です。

保険適用の訪問施術(あマ指師によるマッサージ)を行うには「施術管理者」の届出と一定の実務経験が必要ですが、自費の出張整体であれば開業届を出すだけで始められます。1回60分で5,000〜10,000円が目安です。固定客が3〜5名ついて定期的に来てもらえると、毎月安定した副収入になります。

患者さんの獲得ルートとしては、かかりつけ医・病院のソーシャルワーカー・ケアマネージャーへの挨拶回りが効果的です。地域の医療・福祉関係者との関係を丁寧に築くことが、継続的な紹介につながります。

副業4:Webライター・コンテンツ制作(月2〜10万円)

健康・医療系Webメディアでは、国家資格保有者が執筆・監修した記事への需要が高まっています。Googleの評価基準E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)が重視される現在、治療家の資格と臨床経験は記事の信頼性を高める大きな強みです。

クラウドソーシングサイト(ランサーズ、クラウドワークス)で「柔道整復師 ライター」「鍼灸師 監修」と検索すると案件が見つかります。文字単価は2〜5円が相場で、3,000文字の記事を月3〜5本書けば月2〜7万円ほどになります。自宅でスキマ時間に取り組める点が魅力です。

最初はポートフォリオ(実績集)が必要になります。note.comや自分のブログで「治療家目線の健康コラム」を書き始め、それをサンプルとして提出するとスムーズに案件を獲得できます。文章を書く力は、施術中の説明や患者さんへのアドバイス力にも直結するため、本業にも副次的な効果があります。

副業5:物販・オンラインショップ(月1〜10万円)

施術で実際に使っているセルフケア用品やストレッチグッズを、ECサイト(BASE、STORES)で販売する方法です。「現役の治療家が選んだもの」という信頼感が購入の後押しになります。

初期費用をほぼゼロに抑えられるプラットフォームを選べばリスクは最小限です。オリジナルのセルフケア動画をセット販売する「デジタルコンテンツ+物販」の組み合わせにすると、時間を切り売りしない「ストック型」の収入源を作ることも可能です。始める際は、自分が本当に良いと確認できたものだけを厳選することが重要です。治療家としての信頼があるからこそ成り立つ副業だということを忘れないようにしましょう。

副業を始めた治療家のリアルな声

副業の種類 本業の年数 副業収入(月) コメント
パーソナルトレーナー 柔整師7年 月8万円 土日の午前中だけ。体の知識が差別化になっている
セミナー講師 鍼灸師10年 月12万円 自分の技術が売れる感覚が楽しい
Webライター 柔整師4年 月5万円 帰宅後の2時間で執筆。文章力がついて施術の説明もうまくなった

副業から「次のキャリア」につなげるには

副業は収入を増やすだけでなく、将来のキャリアチェンジに向けた実績づくりの場にもなります。パーソナルトレーナーとして実績を積めば、独立開業やプライベートジム経営への道が開けます。Webライターとしてポートフォリオを重ねれば、医療メディアの編集者や健康系コンテンツディレクターへの転身も現実的な選択肢になります。

また、副業を通じて「自分の強みが何か」を改めて発見できることも少なくありません。セミナーで教える経験から「教えることが得意だった」と気づき、専門学校講師や教育機関のスタッフへのキャリアチェンジにつながったケースもあります。

治療家としてのキャリアの選択肢についてより詳しく知りたい方は、治療家のキャリアパスを整理するもあわせてご覧ください。副業・転職・独立のそれぞれの方向性を比較する際の参考になります。

まずは本業に支障のない範囲で1つだけ始めてみてください。月3万円の副収入があるだけで、キャリアの選択肢は大きく広がります。副業と転職、どちらの方向性が自分に合っているかを考えながら動いてみることが大切です。

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まとめ:副業は「収入の柱」と「キャリアの選択肢」を同時に増やす

治療家の資格と臨床経験は、本業以外でも確実に価値を持ちます。今回紹介した5つの副業をおさらいします。

  • パーソナルトレーナー:解剖学・運動学の知識が差別化に。月3〜15万円
  • セミナー講師・スクール講師:臨床経験が直接商品になる。月5〜20万円
  • 訪問施術(出張整体):資格がそのまま活きる王道副業。月5〜15万円
  • Webライター・コンテンツ制作:在宅でスキマ時間に取り組める。月2〜10万円
  • 物販・オンラインショップ:ストック型の収入源を作れる。月1〜10万円

どれから始めるかは、自分の得意なこと・使える時間・目標収入額で判断してください。一つの副業で大きく稼ごうとするよりも、まず小さく始めて「副業感覚」をつかむことが大切です。

「本業の年収に不満がある」なら、副業と並行して転職エージェントに相談し、本業自体の条件を見直すのも賢い選択です。収入面だけでなく、治療家の年収と職場環境の改善につながる転職の考え方も参考にしながら、自分にとってベストな働き方を探してみましょう。

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この記事を書いた人
高橋 大輝
柔道整復師として整骨院で8年間勤務し、院長代理として現場管理も経験。自身の転職活動で複数のエージェントを使い比較した経験をもとに、治療家の転職・キャリアに関する情報を発信しています。資格取得から独立まで、現場目線でお届けします。

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