柔道整復師として働いていて「もっと稼げる地域に引っ越したい」「地方と都市部でどれくらい差があるのか知りたい」と思ったことはありませんか。
この記事では、厚生労働省の賃金構造基本統計調査をベースに、柔道整復師の年収を都道府県別に比較します。あなたが今いるエリアの相場と、年収アップが狙える地域の特徴を具体的に解説します。
柔道整復師の全国平均年収は約430万円
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、柔道整復師を含む「その他の保健医療従事者」の全国平均年収は約430万円です。月給にすると約30万円、手取りでは24〜25万円前後になります。
ただしこの数字はあくまで全国平均であり、勤務する都道府県によって80〜100万円近い差が生じています。同じスキルでも「どこで働くか」で手取りが変わるのが現実です。
都道府県別の年収ランキング|上位5県と下位5県
年収が高い都道府県TOP5
| 順位 | 都道府県 | 平均年収(目安) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 東京都 | 約480〜500万円 | 求人数が圧倒的に多く、自費診療の院も多い |
| 2位 | 神奈川県 | 約460〜480万円 | 東京のベッドタウン需要。大手チェーン院の本部も多い |
| 3位 | 大阪府 | 約450〜470万円 | 整骨院の激戦区だが、自費メニュー導入院が増加中 |
| 4位 | 愛知県 | 約440〜460万円 | 製造業勤務者の腰痛・肩こり需要が安定 |
| 5位 | 奈良県 | 約430〜450万円 | 整骨院の数が少なく競合が緩い。通勤圏で大阪求人も視野に入る |
年収が低い都道府県ワースト5
| 順位 | 都道府県 | 平均年収(目安) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 43位 | 青森県 | 約320〜340万円 | 人口減少が顕著で整骨院の患者数も減少傾向 |
| 44位 | 秋田県 | 約310〜330万円 | 高齢化率が全国1位。訪問施術の需要はあるが単価が低い |
| 45位 | 宮崎県 | 約310〜330万円 | 施術所の数が少なく求人も限られる |
| 46位 | 沖縄県 | 約300〜320万円 | 全産業で給与水準が低い影響を受ける |
| 47位 | 岩手県 | 約300〜320万円 | 東京との差は最大180万円近くになる |
年収に差がつく3つの要因
要因1:施術所の密度と競合環境
意外に思われるかもしれませんが、施術所が多い地域ほど年収が高い傾向があります。東京都には全国の整骨院・接骨院の約1割が集中していますが、それ以上に患者数が多いため1院あたりの売上が確保できます。逆に地方では患者数自体が少なく、売上の天井が低くなりがちです。
要因2:自費診療の割合
保険診療の単価は全国一律ですが、自費メニュー(骨盤矯正・美容鍼灸・パーソナルストレッチなど)の価格は地域差があります。東京では1回5,000〜8,000円が相場の自費メニューも、地方では3,000円前後でないと集客が難しいケースが多いです。
要因3:求人倍率と人材の需給バランス
柔道整復師の養成校が多い関東・関西は人材供給が多い一方、求人数も多いため年収は維持されています。地方では養成校が少なく人材不足が深刻ですが、経営規模が小さいため高い給与を出せない構造的な問題があります。
地方でも年収を上げる3つの方法
方法1:訪問施術で売上の柱を作る
高齢化率が高い地方ほど訪問施術の需要は旺盛です。訪問施術は1件あたりの単価が来院型より高く、移動時間を含めても時間あたりの売上が上回ることがあります。特に介護施設との契約は安定収入につながります。
方法2:自費メニューの導入と単価設計
地方でも「産後の骨盤矯正」「慢性腰痛の根本改善プログラム」など、明確なコンセプトがある自費メニューは需要があります。月額制のサブスク型メニューを導入すれば、来院頻度と売上の安定化を同時に実現できます。
方法3:転職エージェントで好条件の求人を探す
都市部への転職を検討するなら、治療家専門の転職エージェントを活用するのが効率的です。非公開求人には年収450万円以上の案件も含まれており、自分で探すだけでは見つからないポジションに出会える可能性があります。
まとめ:年収は「どこで働くか」で大きく変わる
柔道整復師の年収は、東京・神奈川・大阪などの都市部と地方で最大180万円近い差がつきます。この差は物価の違いだけでなく、自費診療の浸透度や施術所の経営規模によるものです。
「地方から出たくない」なら訪問施術と自費メニューで単価を上げる戦略が有効です。「年収アップが最優先」なら、転職エージェントを使って都市部の好条件求人を探すのが最短ルートです。まずは無料相談で自分の市場価値を確認するところから始めてみてください。


