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鍼灸師のボーナス(賞与)はいくら?平均約77万円の実態と賞与なし求人を見分ける方法を元治療家が解説

年収・待遇

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「賞与年2回」とあったのに、もらえた額は思ったより少なかった——。鍼灸師として働くなかでボーナスにモヤモヤを抱える人は少なくありません。令和6年の公的データをもとに、平均賞与の実態・少なくなる理由・求人票から「本当に賞与が出る職場」を見分ける方法を、鍼灸院の現場を経験した立場から整理します。

高橋大輝
高橋大輝

僕が鍼灸院で働いていた頃、一番モヤモヤしたのが賞与でした。求人票には「賞与年2回」とあったのに、1年目の冬は「試用期間明けだから」と寸志の3万円だけ。月給23万円なのに、最初の年は年間で5万円も出ませんでした。でも翌年に制度がはっきりした治療院へ移ったら、年2回で計50万円ほど出るように。鍼灸師のボーナスは「出る・出ない」より「どんな仕組みか」で全然違うと、身をもって知りました。

  1. 鍼灸師のボーナス(賞与)は平均いくら?|令和6年データで見る実態
    1. 統計上の平均賞与は年間約77万円|月給・年収との関係
    2. 勤務スタッフの実態は「月給の1〜2ヶ月分×年2回」が一般的
  2. 【年代・勤務先別】鍼灸師のボーナス相場|20代から大規模施設まで
    1. 20代は賞与が少なめ、経験と勤続で増える傾向
    2. 個人鍼灸院と大規模施設・整形外科で賞与に大きな差
  3. 鍼灸師のボーナスがない・少ないのはなぜ?
    1. 個人経営の鍼灸院・治療院は賞与制度が弱い
    2. 「業績連動」「歩合・インセンティブ制」の落とし穴
    3. 入職直後・試用期間は賞与の対象外になりやすい
  4. 求人票で「本当にボーナスが出る職場」を見分ける方法
    1. 「賞与2ヶ月分」は基本給×2ヶ月|総支給ではない
    2. 「賞与年2回(業績による)」の読み解き方
    3. 面接で確認すべき3つの質問
  5. ボーナスを含めた年収を上げる3つの方法
    1. 賞与制度が整った職場・大規模施設へ転職する
    2. 指名・歩合・自費メニューで上乗せする
    3. 資格・役職手当で基本給そのものを引き上げる
  6. よくある質問(FAQ)
    1. 鍼灸師のボーナスは新卒1年目から出ますか?
    2. 鍼灸院と整形外科・病院でボーナスは違いますか?
    3. 賞与なしの鍼灸師求人は避けるべきですか?
  7. まとめ|ボーナスは「額」より「仕組み」を見て職場を選ぶ
    1. 転職・キャリアでお悩みの方へ

鍼灸師のボーナス(賞与)は平均いくら?|令和6年データで見る実態

鍼灸師の賞与は勤務先の規模や雇用形態で幅があります。まず全国平均の目安を押さえましょう。

項目 数値(目安) 補足
平均賞与(年間) 約77.1万円 年間賞与その他特別給与額ベース
平均月給(きまって支給する現金給与額) 約31.8万円 所定内+時間外を含む月額の目安
平均年収 約459.3万円 月給×12+賞与で算出
賞与の月数換算 月給の約1〜2ヶ月分/回 鍼灸院・治療院の一般的な水準
支給回数 年2回が一般的 夏・冬の年2回が多いが、院により1回または賞与なしのケースもある

※ 数値は厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」のあん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師の区分を参考にした全国平均の目安であり、勤務先の規模・地域・雇用形態により実額は異なります。鍼灸院勤務スタッフの実態は年収350〜450万円が中心帯で、年代別・勤務先別の金額や賞与月数は各種転職支援サイト・養成校・業界団体の公開情報を総合した一般的傾向です。

統計上の平均賞与は年間約77万円|月給・年収との関係

鍼灸師(はり師・きゅう師)の統計上の平均賞与は年間で約77.1万円、「77万円前後」が目安です。平均月給は約31.8万円なので月給の2ヶ月分強が年間賞与に相当し、月給×12に足すと平均年収は約459.3万円になります。

ただしこれは統計上の平均値です。鍼灸院に勤務するスタッフの実感では年収350〜450万円の帯が中心で、同じ年収400万円でも「基本給が高く賞与が厚い人」と「歩合で月収を底上げし賞与が薄い人」では安定性が違います。年収全体の構造は鍼灸師の年収の現実(平均約353万円)と平均から抜け出す方法を見ると把握できます。

勤務スタッフの実態は「月給の1〜2ヶ月分×年2回」が一般的

鍼灸院・治療院で多いのは、1回あたり月給の1〜2ヶ月分を夏と冬の年2回支給するパターンです。月給28万円で「各1.5ヶ月分」なら年間84万円、「各0.5ヶ月分」なら年間28万円と、月数次第で年間支給額は3倍近く変わります。「年2回」という回数だけで安心せず、1回あたりの月数まで確認しましょう。給料が伸びない背景は鍼灸師の給料が上がらない理由と収入アップ策を確認すると整理できます。

【年代・勤務先別】鍼灸師のボーナス相場|20代から大規模施設まで

賞与は基本給に連動するため、目安は20代で約20〜50万円、30代で約50〜70万円、40代以降で約60〜90万円と、経験と勤続を重ねるほど厚くなる傾向があります(業界の公開情報を総合した一般的傾向)。

20代は賞与が少なめ、経験と勤続で増える傾向

20代は基本給が低いため賞与も年間20〜50万円程度にとどまりがちで、とくに入職初年度は試用期間や評価実績の不足で薄くなります。経験を積み基本給が上がれば、賞与も自然と増えていきます。

個人鍼灸院と大規模施設・整形外科で賞与に大きな差

賞与は勤務先の規模で大きく変わります。個人鍼灸院では賞与が院長の裁量に左右されやすく、年間10万円台にとどまることも。一方、複数院を展開する法人や整形外科、リハビリ系の大規模施設では就業規則に賞与の計算式が明記され、年2回で60万〜90万円に届くケースもあります。今の待遇に限界を感じる人は賞与制度の整った職場が多い鍼灸師の転職先おすすめ7選を見ると選択肢を具体化できます。

鍼灸師のボーナスがない・少ないのはなぜ?

統計上は年間約77万円とされる一方、「賞与なし」「寸志程度」の鍼灸院も現実に存在します。なぜ安定しにくいのか、構造から見ていきます。

高橋大輝
高橋大輝

僕の周りでボーナスが出なかった同僚は、ほぼ全員が個人経営の小さな鍼灸院でした。院長いわく「自費の売上が読めないから固定で賞与は約束できない」と。繁忙期に頑張っても賞与は院長の裁量で月給0.5ヶ月分、年間でも10万円台のことがありました。逆に複数院を展開する法人や整形外科に移った先輩は、就業規則に賞与の計算式が明記されていて、年2回で60万〜80万円もらっていました。

個人経営の鍼灸院・治療院は賞与制度が弱い

鍼灸師の職場は院長1人+スタッフ数名の個人経営が多数を占めます。小規模院では賞与規程が整っていないことも多く、賞与は院長の裁量や自費売上に左右されがちで、法人化された整形外科や分院展開企業に比べ制度面の安定性が弱いのが実情です。

「業績連動」「歩合・インセンティブ制」の落とし穴

「業績連動型賞与」は自費売上が好調なら増える一方、不調が続けば支給ゼロもあり得ます。歩合・インセンティブ制も個人売上や指名数で変動し月ごとの波が大きいため、変動型かどうかは入職前に必ず確かめましょう。

入職直後・試用期間は賞与の対象外になりやすい

多くの職場では賞与の査定期間に在籍していないと支給対象になりません。入職直後や試用期間中は賞与が出ない、または寸志程度にとどまりがちで、「初年度の冬から満額もらえる」と思い込むと年収の見込みが大きくずれます。

求人票で「本当にボーナスが出る職場」を見分ける方法

スマートフォンとノートを広げ、複数の鍼灸院・治療院の求人票を並べて賞与条件を比較・チェックしている鍼灸師。求人票の『賞与年2回』『業績による』といった文言を読み

求人票の賞与欄は書き方で読み取れる情報がまったく違います。文言ごとの読み解き方を一覧にまとめたので、応募する求人に当てはめてチェックしてください。

求人票の記載 読み解き方 確認・質問すべきこと
「賞与年2回」のみ記載 回数だけで金額は不明だが、制度として整っている可能性は高い 1回あたりの月数と直近の支給実績
「賞与2ヶ月分」 一般に基本給×2ヶ月であり、総支給×2ヶ月ではない 基本給がいくらか
「賞与年2回(業績による)」「業績連動」 自費売上次第で大きく増減し、0になることもある 過去の支給月数の最低〜最高と最低保証の有無
「インセンティブ制」「歩合あり」 個人売上・指名・自費メニュー成約などで変動する 歩合の計算式と平均的な支給額
賞与の記載なし そもそも賞与制度がない可能性がある 賞与の有無と過去の支給実績
試用期間あり 試用期間中は賞与対象外のことが多い 対象になる時期と試用期間の長さ
高橋大輝
高橋大輝

転職のとき、僕は「賞与年2回」の文字だけで飛びつかず、面接で必ず3つ聞いていました。「算定は基本給ベースか総支給ベースか」「直近3年の支給月数の実績は」「試用期間中も対象か」。この3つで、口ごもる職場と即答できる職場の待遇差がはっきり分かれます。即答できた治療院は、実際に求人票どおり年50万円が支給されました。

「賞与2ヶ月分」は基本給×2ヶ月|総支給ではない

「賞与2ヶ月分」でも、その2ヶ月分は基本給を基準に計算されるのが一般的です。月給28万円でも基本給が18万円なら、賞与2ヶ月分は56万円ではなく36万円。歩合や手当で月収を底上げする職場ほど基本給が低く賞与が伸びにくいため、見積もりでは必ず基本給を確認しましょう。

「賞与年2回(業績による)」の読み解き方

「業績による」という但し書きがある場合、支給額が0になる可能性も織り込みます。確認すべきは過去3年ほどの支給実績の幅(最低〜最高で何ヶ月分か)と最低保証の有無。実績を即答できる職場は安定の証拠で、「年によります」としか返らない職場は変動リスクが大きいと見ておくと安全です。

面接で確認すべき3つの質問

面接では次の3点を聞くと待遇の実態がつかめます。1つ目「賞与の算定は基本給ベースか総支給ベースか」、2つ目「直近3年の支給月数の実績」、3つ目「試用期間中も賞与の対象になるか」。明確に答えられる職場ほど制度が整っています。

ボーナスを含めた年収を上げる3つの方法

賞与を含めた手取りを増やすには、大きく3つのアプローチがあります。

賞与制度が整った職場・大規模施設へ転職する

もっとも効果が大きいのは、賞与規程が明文化された法人・整形外科・大規模施設などへ移ることです。就業規則に計算式や支給月数が明記された職場は、年による振れが小さく安定した手取りが見込めます。自分に合うサポートの選び方は失敗しない鍼灸師向け転職エージェントの選び方を見ると判断しやすくなります。

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賞与の実績や基本給の内訳まで、業界に詳しいアドバイザーが代わりに確認してくれる無料の転職支援サービス。在職中の相談にも対応します。

治療家エージェントに無料で相談する

指名・歩合・自費メニューで上乗せする

今の職場のまま手取りを増やすなら、指名や歩合で上乗せできます。担当患者のリピート率を上げ自費メニューの成約につなげれば、インセンティブが賞与の役割を果たします。ただし変動が大きく繁忙期に左右されやすいため、固定収入とのバランスが大切です。

資格・役職手当で基本給そのものを引き上げる

賞与は基本給に連動するため、基本給を上げる打ち手は賞与にも効きます。スポーツ系・美容鍼などの専門スキルや分院長・主任といった役職に就けば、役職手当が付き基本給のベースも上がる。同じ「2ヶ月分」でも賞与の実額が増え、長期的には手取り全体に最も効きます。

よくある質問(FAQ)

鍼灸師のボーナスは新卒1年目から出ますか?

職場によります。査定期間に在籍していれば1年目の夏・冬から支給されますが、入職時期や試用期間の関係で初年度は寸志程度・対象外になることも。入職前に「初年度はいつから・どの程度もらえるか」を確認しましょう。

鍼灸院と整形外科・病院でボーナスは違いますか?

傾向として、法人運営の整形外科・病院や分院展開企業のほうが安定的な賞与が出やすいです。個人経営の鍼灸院は院長の裁量や自費売上に左右されやすく、同じ年収帯でも安定性に差が出ます。どちらが良いかは制度次第で、求人票の文言と支給実績で見極めましょう。

賞与なしの鍼灸師求人は避けるべきですか?

一概に避ける必要はありません。賞与がない代わりに月給が高めだったり、歩合で年収全体が伸びる職場もあります。大切なのは「賞与の有無」だけで判断せず、月給+賞与+手当の年収ベースで比較すること。求人が少ないと感じる場合は好条件の鍼灸師求人の探し方を確認すると選択肢の広げ方が見えます。

まとめ|ボーナスは「額」より「仕組み」を見て職場を選ぶ

高橋大輝
高橋大輝

鍼灸師のボーナスは、統計上の平均額だけ見ても自分の手取りは分かりません。大事なのは「基本給がいくらで」「賞与が何ヶ月分で」「業績連動の幅はどれくらいか」という仕組みを一つずつ確認すること。求人票の数字を鵜呑みにせず面接で具体的に聞ける人ほど、入ってからの後悔が少ない。今の賞与に不満があるなら、まず在職中に他院の条件を一度調べてみるところから始めてほしいです。

鍼灸師の統計上の平均賞与は年間約77万円が目安ですが、職場の規模・制度・業績連動の有無で実額は大きく変わります。「賞与2ヶ月分」は基本給ベース、「業績による」は0もあり得る——求人票の文言と支給実績、基本給の内訳まで確認すれば、「いくら出るか」より「どんな仕組みで出るか」で見極められ、額面に振り回されずに職場を選べます。

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